会社創設の歩み

History

天鏡株式会社は
ウイスキー製造の天鏡蒸溜所と
日本酒製造の榮川酒造を併せ持つ、
アルコール製造販売会社として
2018年に創設されました。

創業者 小池駿介

彼が英国留学中、
スコットランドの蒸溜所を訪れた際、
彼らが作り出すウイスキーの美味しさ
衝撃を受けました。
彼らは、400年の伝統を守りながら、
新しいことにもチャレンジをし続けていた。
創業者が本場のスコッチウイスキーと
出会ったのは、彼がまだ20歳を過ぎた
ばかりの頃でした。
彼はウイスキーの魅力に惹かれ、
知識を深めていきました。

先を見据えた思い

そしていつしか、
彼はスコットランドのような蒸溜所を作り、
スコットランドを超える
ウイスキーを作ってみたいと
考えるようになりました。
その目的は3つ。
少子高齢化で日本の人口が減少する与件の中、
家業である小売業をどうやって存続させるか。
二つ目は故郷である将来の消滅都市と
予想される会津エリアに何か出来ることはないか。

三つめは純粋にウイスキーの魅力を
多くの人に届けたい。
これが創業者が描いた想いであった。
2019年、彼は再びスコットランドに赴き、
60以上の蒸溜所を訪問。
彼の情熱と想いが現地の人々にも伝わり、
彼らと深い絆で結ばれました。
彼らから学び、そしてこの地 会津磐梯に、
世界に誇れる蒸溜所、
そしてウイスキーを造る!
彼はそう決心したのです。

宝の水

日本に戻り、彼はスコットランドで学んだ
「水」の大切さを求め蒸溜所の地を探しました。
そして彼は、日本酒造りのプロ集団である
地元の榮川酒造と手を組みました。
榮川酒造は宮森榮四郎により明治2年に創業。
酒銘は「穎川(えいせん)に耳を洗う」
にちなみます。
この故事は、世俗の栄達を避けるたとえであり、
名声よりも名声を越えた旨さを
実現したいという願いから命名されたものである。

その志は創業以来、榮川酒造の酒つくりの
姿勢の中に脈々と受け継がれてきました。
彼らが持つ伝統と技術は
ウイスキーづくりにとても重要な役割を
果たすと考えていました。
そしてこの土地には、日本百名水の水があります。
蒸溜所の設立に向けて
彼に迷いはありませんでした。

こだわりの蒸溜所

蒸溜所の設定は世界一の蒸溜器メーカー
Forsyths社と計画を進め、
こだわりの蒸溜所は、
図面の校正だけで19回にも及びました。
またスコットランドの多くの蒸溜所が導入する
HAZOP(HAZard and OPerability studies)
手法を活用し、
英国企業からの安全性評価を得ています。

そして、始動

構想から6年、不慮の事故から2年。
彼が想い描いた天鏡蒸溜所は、
国立公園にほど近いこの会津磐梯の地で、
2024年に蒸溜を開始。
天鏡蒸溜所は彼の想いをのせて、
世界へ向かってあゆみを始めます
2024年吉日